[アップデート] Amazon EC2のインスタンスタイプ変更の際に詳細が表示されるようになってました
こんにちは、AWS事業本部の荒平(@0Air)です。
表題の通り、いつの間にかAmazon EC2のインスタンスタイプ変更の際に詳細が表示されるようになっていました。
What's Newなどでアップデート履歴を見つけることができなかったのですが、直近でEC2インスタンスタイプを変更する作業を多く触っていたため、ここ1-2週間の話だと思います。
小ネタではありますが、EC2を普段使いされている方は知っておいて損はないと思いましたので執筆します。
3行まとめ
- Amazon EC2でインスタンスタイプを変更するときに料金やスペック差を一覧できるようになった
- 意図しないインスタンスタイプ変更を防ぐことができそう
- 表示される価格はそのリージョン固有の価格になっている
アップデート内容
百聞は一見に如かず。以下のような塩梅です。
「Instance type comparison」という項目ができました。インスタンスタイプ変更前・後で比較できます。
※ Memory (GiB)はMiBとの誤植と思われます
EC2のスペック比較は、公式ドキュメントの料金ページを見るか、AWS Pricing Calculator、以下のような外部サイトに頼ることもありましたが、公式で実装してくれたのはありがたいです。
インスタンスタイプ変更について
インスタンスタイプ変更の制約
インスタンスタイプ変更についての手順や考慮事項は以下のページをご覧ください。
確認1. 異種アーキテクチャ間のインスタンスタイプ変更
CPUアーキテクチャの異なるインスタンスタイプ変更(例:t3a→t4gなど)では、表で差が表示されるものの、それ以外の警告はありませんでした。
なお、このまま適用しようとすると、インスタンスタイプの変更に失敗します。
確認2. リージョンの価格に沿っているか
結論、各リージョンの価格に沿っています。
例として、東京リージョンと大阪リージョンの比較をしてみました。(t4g.large
インスタンスの価格が異なっています。)
リージョン差を毎回考える必要がなく安心して使えます。
おわりに
今までコンソールでインスタンスタイプの価格やスペックを探すには、EC2 コンソール画面の「インスタンスタイプ」のページ(参考:東京リージョン)しかなかったため、今回のアップデートで分かりやすく表示されるようになり良い改善だと思います。
このエントリが誰かの助けになれば幸いです。
それでは、AWS事業本部 コンサルティング部の荒平(@0Air)がお送りしました!